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プログラム説明会
座・高円寺2024年度プログラム説明会の写真

座・高円寺2024年度プログラム説明会

期間2024年04月01日(月)
会場阿波おどりホール
演劇関係者の皆さん、地域の皆さん、劇場の活動に関心をお持ちの皆さんに向けた、2024年度プログラムの説明会を開催しました。
芸術監督シライケイタのこの一年にむけてのコメントをご紹介します。
作品解説・みどころ
2024年度プログラム説明会(4月1日実施)

芸術監督シライ ケイタ コメント

たくさんの方にお越しいただきありがとうございます。
昨年の7月から芸術監督に就任して8か月が経ちました。杉並区による公募に応募して、座・高円寺の芸術監督に採用されましたが、二次面接のプレゼンテーションで、僕が一番強調したのは、いろんな人が垣根なく集まって来る劇場にしていきたい、ということでした。しかし実際に座・高円寺に来てみて、自分が思っていたことはすでに高い次元で実現されていることが分かりました。これは佐藤信前芸術監督の「劇場は広場である」という方針をスタッフが一丸となって築き上げてきた財産だと思っています。
佐藤信前芸術監督のもと作り上げてきたこの劇場の宝のような数々(地域密着、子どもも大人も集まる劇場、レパートリーシステムの充実)の方針をすべて発展・継続していきたい。
そのうえで、新たに取り組んでいくこととして、次のことを考えています。
① 「人々が集まる広場」から更に「集まった人たちが共に生き、育む場所としての広場」へ。杉並区民、マイノリティ、若手クリエイター、あらゆる人たちが集まり共生する劇場、社会の縮図としての劇場にしていきたい。
② 「広く開いた劇場」から、「遠くへ届く劇場」へ。
この劇場の活動をより遠くへ、より多くの人たちへ届けられるような、あらゆるアーティストにとっての目標となる劇場にしていきたい(オーディション企画の充実、主催公演の演劇の創作現場の開放、プレビュー公演の実施など)。
③ 自分が築いてきた韓国との文化交流の推進。演劇を通じたダイレクトなつながり。この劇場が海外との文化交流の懸け橋・根拠地となるような活動をしていきたい。
④ この劇場に集まってくる若い人たちのステップアップのための後押し。若い人たちがたくさん集まってくれるような劇場、遠い世界に羽ばたいていっていただくモチベーションになるような劇場にしたい。

【2024年度事業について】
○主催公演:「世界をみよう!」「劇場へいこう!」「ピアノと物語」の3つの柱は今後も継続させていきます。
・「世界をみよう!」…今年は日本の作品としてゼロコが新作。デンマークからは『トーン』『ごきげんならいおん』、フランスからは『どろんこ』。昨年まで上演していた『ピン・ポン』は、地域巡回公演として今年も行う。
・「劇場へいこう!」…3年目となる『小さな王子さま』と新作『夏の夜の夢』(岩崎う大作、シライケイタ演出)。新作のために、座・高円寺ではじめて公募によるオーディションを開催し、400通を越える応募がありました。その中で生まれつき耳の聞こえない西脇将伍さんと出会い、たいへん豊かな表現力を持った彼に、パックとしてご出演いただきます。手話を第一言語とする俳優と、音声言語としての日本語を第一言語とする俳優・スタッフとの共同作業となります。この出会いもこの劇場の十数年の広場としての蓄積のうえでの出会いだと思っています。
・「ピアノと物語」…『ジョルジュ』は継続して上演、今年も竹下景子さんにご出演いただきます。『アメリカン・ラプソディ』に変わって、クララ・シューマンとブラームスの物語を、新作として僕自身が作・演出する予定です。
○劇場創造アカデミー:通常の俳優育成ではなく、演劇とその環境を包括的に学べる場所です。この劇場の理念を体現するような教育機関だと思っています。カリキュラムディレクターとして、ここから活躍し、また戻って来る人材を育成していきたいと考えています。
主催:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
スケジュール
この催し物は終了いたしました
日時04/01
(月)
19:00
21:30終了予定
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2024年4月~2025年3月までの1年間、座・高円寺で上演する主催、提携公演の演出家・劇作家たちが一堂に会す、劇場の春一番の注目イベント。
演劇、ダンス、大道芸や映画祭など、バラエティ豊かな創り手たちが公演にかける熱い思いを語りました。

■出演者■
シライケイタ(座・高円寺芸術監督)

【劇場主催・提携 参加者の皆さん】

竹屋啓子(座・高円寺ダンスアワードⅡ アーティスティック・ディレクター)
橋本隆平(高円寺びっくり大道芸2024プロデューサー)
木下咲希(劇団やりたかった 団長・出演)
清水寛二(日韓琉フェスティバル演出・出演)
村松卓矢(大駱駝艦 壺中天 舞踏公演 振鋳・演出・美術・出演)
角谷将視(ゼロコ/世界をみよう!『フラッグ』作・演出・出演)
西川古柳(八王子車人形西川古柳座 家元)
冨澤武幸(東京高円寺阿波おどり振興協会事務局長) 
松本修(MODE 構成・演出)
佐藤信(鷗座 作・演出)
高橋宏幸(桐朋学園芸術短期大学演劇専攻専攻科修了公演 企画)
加瀬澤充(ドキュメンタリーフェスティバル 実行委員長)
木下博雄(高円寺演芸まつり)
鈴木アツト(韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.2 企画)
山口 茜(トリコ・A 作・演出)※映像出演

【提携/日本劇作家協会プログラム】
瀬戸山美咲(日本劇作家協会会長)
佃典彦(『まるは食堂2024』 作・演出)
奥村直義(BQMAP 作・演出)
大森匂子(劇団匂組 作)
横内謙介(劇団扉座 作・演出)※映像出演
堀越涼(あやめ十八番 作・演出)
関根信一(劇団フライングステージ作・演出)
升味加燿(果てとチーク 作・演出)
松村 武(カムカムミニキーナ 作・演出・出演)
高橋伊久磨(芸術企画団体一茶企画 作・演出)
吉田康一(カンテン 製作)
中村ノブアキ(JACROW 作・演出)
チケット情報
入場料金
無料

※受付開始は20分前です。
お問合せ
座・高円寺
03-3223-7500
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